AIとDXで人手不足解消・生産性を上げる方法! 2024年04月11日 ChatGPTに代表される、生成AI活用が大ブームです。新聞やニュースでも目にしない日はありませんし、大手企業はドンドン生成AIをあらゆる仕事・場所で採用しています。では、私たち中小企業はどの様にこれを活用するべきなのでしょうか? なぜChatGPT(生成AI)が革命的なのか?では、なぜChatGPTに代表される生成AIが革命的なのでしょうか?それは、生成AIの駆動に「データベース」が不要である、という点です。従来のAIは、AIを駆動させるために「データベース」が必要でした。つまり“AIが食える様にデータを整備する”必要があったわけです。ところが生成AIの場合は、あらかじめインターネット情報から既に学習を終えています。さらにデータをきれいに整えなくても、人間がエクセルやワード、あるいはパワーポイントの資料を読んで内容を認識するかの様に、生成AIそのものが学習をしてくれます。つまりAIを駆動させるためのハードルが圧倒的に下がった、ということが生成AI革命の本質であるといえます。 何と!生成AIチャットボットが、入社3年目営業社員と同じ働き!こうした生成AIの特性を活かし、様々な分野での活用が進んでいます。 例えば千葉県に本社工場をおくネジ製造業の株式会社カネコの場合、「特殊ネジ・リベット製造.COM」というソリューションサイトに100種類を超える事例をアップしています。同サイトは毎月20件前後もの新規引合いを獲得しています。そしてWebサイトを分析した結果、実際に具体的な商談に至る引合いというのは、問合せの前に「事例」を確認してから問合せをしてきていることがわかったのです。そこで同サイトのチャットボットに生成AI(ChatGPT)を連携させ、チャットボット自身に同サイト内の事例を全て学習させることにしました。その結果、「特殊ネジ・リベット製造.COM」に初めてアクセスしてきた見込客が、お目当ての事例が見つけられない場合、チャットボットに例えば「ステンレス製の半導体製造装置用ネジはありますか?」と、入力すると、チャットボットが「この様な事例があります」と、事例ページのURLを見込客に案内するわけです。実際、こうしたやり取りで具体的な受注に至るケースも増えてきました。同社ではこうした取組みの結果、チャットボット経由での問合せが従来の4倍にも向上しました。 何より、同社の金子社長は「入社3年目の営業担当社員よりも、場合によっては正確な答えを出す」と、驚かれています。こうした生成AIの特性を活かし、ぜひ自社なりの活用方法を見つけていただきたいと思います。 コラムに関連するセミナーのご案内『中小製造業DX・AI経営で利益率・収益性UPセミナー』【このような方にオススメのセミナーです】・DXやAIを活用して、自社の利益率や収益性を向上させたいと考えている中小製造業の経営者の方・デジタルを活用して、大手優良顧客(上場会社クラス)の新規開拓を実現したい中小製造業の経営者の方・「EV」や「半導体」、「医療」「脱炭素」などこれから成長が見込まれる市場に参入したいと考えている中小製造業の経営者の方・長引く不況に備えて、「仕事の取り方」を抜本的に見直したい中小製造業の経営者の方・この先の時代の流れを自社の成長のチャンスにつなげたいと考えている、中小製造業の経営者の方【セミナー概要】◆日程 2024/6/5 (水)◆時間 14:30~17:30◆会場 船井総合研究所 東京本社(八重洲)〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲>>セミナーのお申込みはこちら こちらのコラムは平日毎日、以下のメールマガジンにて配信しております。ぜひご登録ください。